続編が制作されていることをすっかり忘れていたため突然のトレーラー公開に驚きです。メインキャラクターは引き続き出演するのでタロン・エジャトン(ゴリラ)やスカーレット・ヨハンソン(ヤマアラシ)の美声をまた聴けるわけですね。
今回登場するライオンの声はU2のボノが担当していて歌唱シーンは予告には出てきませんが、本職をキャスティングして歌わないなんてことはありえないので期待がますます高まります。監督・脚本も再びガース・ジェニングスが担当。日本公開の予定はまだ発表されていませんが、全米公開が2021年12月22日からするとクリスマスシーズンになりそうですね。
ゴリラ役のタロン・エジャトンとヤマアラシ役のスカーレット・ヨハンソンが歌うシーンが大好きなのですが、容姿が整っていて演技も達者なのは俳優という職業柄わかるとして、歌がうまいというのは才能の積載オーバーではないでしょうか。さらにキレキレのアクション映画にも主演してしまうことを考えると「天は二物を与えず」は真っ赤なウソだと思えてなりません。美男美女で合唱部と空手部の掛け持ちができる人材はそういませんよ。
前作は潰れそうな劇場をなんとか盛り返そうとオーディションで集まった動物たちが舞台を通してとんでもない事態に巻き込まれ乗り越えていくストーリー、とあらすじだけ追えばよくあるお話と言えなくもないですが、テンポが良く湿っぽくなりきらない展開が自分が勝手に「泣けるCGアニメ」だろうと高をくくっていたのをバッサリ裏切ってくれてむしろそこで好きになりました。
ガース・ジェニングス監督は『銀河ヒッチハイク・ガイド』という映画も撮っているので、このタイトルでピンときてまだ『SING』が未見であればぜひおすすめです。『銀河系ヒッチハイク・ガイド』はSF小説が原作のクセの強いコメディー映画でしたが、緊張感があるのかないのかわからないとぼけた感じは『SING』とかなり似ていてる気がします。
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