3DSのニンテンドーeショップ終了にそなえてDSiウェアの買い方と仕様の違いを確認する回

前回の投稿はニンテンドーeショップ終了に備えてWii Uで無料でダウンロードできるゲームソフトについてでしたが、今回は3DSについてのお話です。

Switch Online と ＋追加パック の配信でゲームボーイとゲームボーイアドバンスがフォローされ、ニンテンドーeショップ終了後に遊べなくなるソフトへの心配が大きく減ったのは喜ばしくひと安心と思ったみなさん、まだ死角があります。それはDSiウェア。

盲点になりがちなDSiウェア

DSiウェアといえばニンテンドーDS時代に盛んにリリースされていたイメージがあり、すでにニンテンドーDSiショップは2017年に終了しているので「まだ売ってるの！？」という人もいるかもしれませんが、今もしっかり売ってます。

メジャータイトルと違い発売したときにプロモーションの範囲が狭いこともあってか、あえて注目していないと「知る人ぞ知る」的な印象もありますが、コストを抑えた低価格ゆえのシンプルさの中に、ワンアイデアを作り込むこだわりが光るソフトも多く、ファミコン時代のゲームの原体験を思い出させてくれる懐かしさがあったりします。あくまで中年の感想ですが。

どこでDSiウェアは買えるのか

DSiウェアは任天堂ホームページのソフトページにはなく、3DSのニンテンドーeショップからのみ購入することができます。ここでニンテンドーアカウントに残高をまとめた効果が火を吹くわけですね。ただ、DSiウェアの専用ページがあるわけではないため、DSiウェアのみを表示したい場合は以下の手順で絞り込むとよいでしょう。

1. ニンテンドーeショップを開いて「ソフトをさがす」をタッチする（もしくは画面の右上の検索ボタンをタッチ）

   

2. 「ソフトの分類」にある「すべてのソフト」をタッチする

   

3. 下のようなリストが表示されるので、一番下にある「ニンテンドーDSiウェア」を選択し「この条件でさがす」をタッチするとDSiウェアのみが表示される

   

4. さらに表示されたDSiウェアの右下にある「条件で並べ替える」から「みんなのおすすめ順」にすると、★評価の高いソフトから順に並ぶので良さげなソフトを探すとき便利

   

   

DSiウェアの取り扱いで注意するところ

DSiウェアは他のソフトと仕様が異なるところがあり、3DSでダウンロードソフトを購入するとmicroSDカードに保存されますが、DSiウェアの場合は3DS本体メモリに保存されます。この本体メモリの容量は1050ブロック程度で、DSiウェアのデータは小さめとはいえ100ブロックを超えるソフトも結構あり、なおかつ保存できるDSiウェアの数は最大40個までという制限もあるので、モリモリ買いまくるとすぐあふれることが予想されます。（ちなみにmicroSDカードに保存できる3DSソフトは最大300個）

microSDカードにコピーすることも一応できますが、起動することはできません。そのため遊びたい場合は必ず本体メモリに移す必要があります。

また「セーブデータのバックアップ」機能に対応していないため、ソフトを消去するとセーブデータも一緒に消去されるので注意が必要です。

3DSの本体メモリがいっぱいになってしまったらひとまず遊びたいソフトだけ残して、あとはmicroSDカードを倉庫として使うのがよいと思います。メンドイけども。

個性的でおすすめなDSiウェア

• X-RETURNS 838円（125ブロック）
  開発は『トゥモロー チルドレン』のQ-Games。前作『X』はゲームボーイのスペックでワイヤーフレームながら3D空間を表現したシューティングゲームの意欲作。音楽を担当した戸高一生氏はこの続編でも参加していてとても聴きごたえがある。
• おみこしウォーズ 204円（33ブロック）
  おみこしを担いでぶつけ合う喧嘩みこし縦スクロールアクションゲーム。担ぐ人を集めながらジャンプして踏んづけたり担ぐ人を発射（？）してぶつけたりして敵みこしを蹴ちらしゴールを目指す。ボスみこしも当然のように登場するのでシューティングに近い。担ぐ人がいなくなるとゲームオーバー。
• 邪聖剣ネクロマンサー NIGHTMARE REBORN 838円（118ブロック）
  PCエンジンで発売されたクトゥルフ神話をベースとしたダークファンタジーRPG『邪聖剣ネクロマンサー』の続編。もとは携帯アプリ。難易度は前作よりマイルドに。
• 戦国Tactics 509円（63ブロック）
  戦国時代が終わらず現代まで続いた世界が舞台のリアルタイムストラテジー。現代なので戦車や飛行機が登場。ユニットの3すくみをしっかりおさえた堅実な作りで、キャラクターやマップの数も価格を考えるとコスパはかなり高い。このジャンルが好きな人は是非。
• つくってうたう さるバンド 838円（116ブロック）
  PS2で発売された熊に演歌を歌わせる『くまうた』のムームーが開発。キャラクターが「くま」から「さる」になりバンドということで音楽ジャンルも演歌に限らずかなり増えた。どんな内容なのか分かりづらいがeショップのムービーをみると伝わるかも。人を選びそうだけどシュールで笑っちゃう。
• あれ？DSがサカサですけど。逆シューティング 210円（47ブロック）
  シューティングゲームで自機を操りながらも「逆に圧倒的兵力でよってたかって1機の戦闘機を撃墜しようとする側の気持ち」について思いを巡らせたことはないだろうか？おれはある。
• Art Styleシリーズ： PiCOPiCT 524円（44ブロック）
  ブロック（ピクト）を消してファミコンキャラクターを描くドット絵好きが歓喜するパズルゲーム。Art Style シリーズはどれもソリッドなデザインがおしゃれで目を引くけれど、ゲームの作りはかなり硬派な印象。評価も高い。
• サジタリウス・エー・スター 1019円（36ブロック）
  「斬る」ことができるシューティングゲーム。すべての敵機に切れるパーツが存在し、そこを目がけてバスバス連続で切り込んでスコアを稼ぐ。トレジャーの『レイディアントシルバーガン』や『斑鳩』が好きなら楽しめると思う。

関連リンク

• ニンテンドーDS：ニンテンドーDSiウェア ソフト一覧