変化球のサンタクロース映画『バイオレント・ナイト』ホラーやサスペンスじゃないその発想は新鮮!

「サンタクロース」といえばファミリー向け映画の定番であり、またその真っ赤な衣装のせいもあってホラーやサスペンスでも長くこすられ続けてきた映画界きっての人気キャラクターなので、なかなか新しさが出ないというか「今回はどんなパターンのサンタクロースかな?」というスタンスで鑑賞することが多いです。

しかもタイトルが『バイオレント・ナイト』とくれば鮮血飛び散るホラーものに違いない!と思ったら方向性がちょっと違っていてかなりそそられました。

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ただのサンタクロース vs 悪党

この正真正銘ふつうのサンタクロースを武装強盗集団にぶつけるという発想が潔い。主演のデヴィッド・ハーバーはおヒゲも体格もサンタクロースとしてバッチリで『ヘルボーイ(2019)』や『ブラック・ウィドウ』でヒーローアクション映画でも活躍していることもあって悪人をサンタの能力を使って成敗していく様もきまっています。

対する強盗集団のリーダーがジョン・レグイザモというのも個人的にかなり好きな俳優さんなのでたまりません。この方は実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』(1993)のルイージを演じた人でもあるので、先日『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』予告編第二弾も公開されたことなので合わせて覚えて帰ってください。

くたびれたおじさんがクリスマスの夜に悪党相手に孤軍奮闘する姿やトランシーバーで会話するシーンはどこか『ダイ・ハード』を思わせて期待させてくれます。
ちなみに全米では初登場2位で低予算映画だったこともあったため早々に制作費は回収できたとか。

しかしなぜ日本公開が2023年2月3日なのか。立春じゃん!!

ブラック・ウィドウ

デヴィッド・ハーバーはおヒゲと赤と白のヒーロースーツも含めてこのときからすでにサンタクロースぽさがある。

スーパーマリオ 魔界帝国の女神

1993年の映画なのでジョン・レグイザモが若い。アニメ『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』公開を前に予習するのもアリだと思います。

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