『モンスターハンター ポータブル 3rd』のセーブデータをPSPとPS3で共有する方法 in 2023

2023年になんの話をしているんだ?と思われるかもしれませんが、2010年にカプコンから発売された『モンスターハンターポータブル 3rd』というゲームの話をしようとしています。

「あったねー」という人も「なにそれ??」という人も興味があればお付き合いください。

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『モンスターハンターポータブル 3rd』をふり返る in 2023

『モンスターハンターポータブル 3rd』(以下、MHP 3rd)とは携帯ゲーム機PSP用に発売されたアクションゲームで、プレイヤーはモンスターを狩るハンターとなり、仕留めたモンスターから素材を集め、自らの武器と防具を鍛え抜き、さらに強いモンスターに挑んでいくというゲームで、と説明せずとも「モンハン」と聞けば未経験者であっても知ってる人は多いはず。

各タイトルごとにハンターの拠点となる村が変わり、異国情緒あふれる村も多いのですが、この『MHP 3rd』の舞台はユクモ村という温泉村。和風な様式は最新作の『モンスターハンター ライズ』と似ていて、つながりがあるらしいことも公式にほのめかされています。

村の施設にある温泉につかると ジャキーン! とパワーアップするので、狩りの前には必ずひと風呂浴びて、風呂上がりにドリンクを飲むのがこの村での習わしです。

PSP『モンスターハンターポータブル 3rd』
物持ちはいい方

手元にあるソフトはもちろん発売日に買ったもの。

人と一緒に遊ぶのも醍醐味なので当時友人に「あまり育てずみんながほぼ初見の状態で遊んだら楽しいのではないか?」と提案し、買ったばかりのソフトを持ち寄ってスカスカの装備のままワチャワチャしながら序盤のモンスターにボコボコにされたのを覚えています。あの頃そこかしこで見られた光景ではないでしょうか。

売り上げも爆発的で、当時一番売れた『モンスターハンター』だとニュースになったことを覚えています。その後もシリーズは続いていますが全体の販売本数を比較してみても1位の『モンスターハンター:ワールド』(PS4)と2位の『モンスターハンター ライズ』(Switch)につづき歴代3位に今でもランクインしているので、ゲームを取り巻く環境が変わりハードの古さを考えても特別なゲームだったのだと思います。

2023年に『MHP 3rd』を遊ぶことになったいきさつ

SDカードを整理していたとき、同じケースにメモリースティックが混じっていたのがそもそものきっかけで、読み込んでみると『MHP 3rd』のセーブデータがあり、そのなかに今は遠く離れてしまった友人と交換したギルドカード(自己紹介カードみたいなもの)を見つけました。

その他にも色んなゲームを一緒に遊んだ友人なのですが、よみがえった懐かしい記憶とは裏腹に自分のゲームの進捗がめちゃくちゃ中途半端なところで終わっていたことも明らかになり、古き友との友情に申し訳ない気持ちに押され報いなければと、再びハンター生活に舞い戻ることを決意するに至りました。

PS3『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』も買っちゃう

PS3のソフトがなんでここで出てくるのかというと、この『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』(以下、『HD Ver.』)は内容こそPSPの『MHP 3rd』と変わりませんが、セーブデータをPS3にコピーすれば読み込めて、テレビのHD画質で続きをプレイできるという代物。「外でPSPで遊んだあとに、家に帰ってPS3で続きが遊べる」というのが当時のふれこみでした。せっかくなのでこっちも揃えて遊んでみようとブックオフをのぞいてみたら297円だったので即購入。安っ!

PSP『モンスターハンターポータブル 3rd』とPS3『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』

最近のきれいなゲーム画面に慣れた身でも、PSPでしか遊んだことのないユーザーとしては画質が向上するだけでかなりのインパクトがあります。文字やアイコンはPSPのものを拡大表示しただけらしく、すべてがHD化されたわけではありませんが、キャラクターやフィールドが精細になるだけで、こうも印象が変わるものかと。もし未体験で今から遊ぼうという人(いるのか?)試す価値ありです!

PSPとPS3でセーブデータを共有する

ここからはセーブデータの共有方法について本題だけど遊ばない人はこの段落は読み飛ばしOKです。(前置きがとても長い)

実はこのPS3『HD Ver.』はPSPとPS3間でセーブデータをやりとりするとき、データを消してしまう事故が結構あったみたいなんですね。実際にどういう状況でそうなったのか具体的には分かりませんが、PS3で『HD Ver.』をセーブデータのない状態で起動するとデータインストールと共に自動的にセーブデータも作られるので、この空のセーブデータをPSPに誤って上書きしてしまったのではないかと推測されます。

なので『HD Ver.』を起動する前に必ずPSPからPS3にセーブデータのコピーは済ませておくこと。プレイの進行に合わせてPSPとPS3どちらのハードのデータが新しいのかセーブ時刻を確認すると良いと思います。

PS3の説明書(P44)にもしっかり書かれているのですが、はやる気持ちを抑えきれずセーブデータを無に帰したハンターたちが当時どれだけいたのかと思うと涙を禁じえません。

というわけで、コピーの手順は以下の通り。

PSP → PS3へセーブデータをコピーする

  1. PSPとPS3をUSBケーブルでつなぐ
  2. PSPのメニューから [設定][USB接続] を選択してUSBモードにする
  3. PS3のメニューから [ゲーム][セーブデータ管理(PSP Remaster / PSP)] を選択すると、接続したPSPが表示されるので選択する
  4. PSP内に保存されたセーブデータからコピーしたいセーブデータを選んで、△ボタンでオプションメニューを表示し「コピー」を選択する。
    同じ名前のセーブデータがあると「上書きしますか?」と聞かれる (ハードのアイコンと矢印の向きに注目する)
    同じ名前のセーブデータがあると「上書きしますか?」と聞かれる画面
  5. コピーが完了したらUSB接続を終了し、PS3のセーブデータを確認する

PS3 → PSPへセーブデータをコピーする

  1. PSPとPS3をUSBケーブルでつなぐ
  2. PSPのメニューから [設定] [USB接続] を選択してUSBモードにする。(ここまでは同じ)
  3. PS3のメニューから [ゲーム] [セーブデータ管理(PSP Remaster / PSP)] を選択してPS3内に保存されたセーブデータからコピーしたいデータを選んで、△ボタンでオプションメニューを表示し「コピー」を選択する。
    同じ名前のセーブデータがあると「上書きしますか?」と聞かれる
    同じ名前のセーブデータがあると「上書きしますか?」と聞かれる画面
  4. コピーが完了したらUSB接続を終了して、PSPのセーブデータを確認する

それでも不安な人は事前にパソコンにバックアップを取りましょう。せっかく見つけた友人のギルドカードが消えたら泣いちゃう!とじぶんはバックアップしました。

モンハンの良いところ

『モンスターハンター』シリーズはこれまでたくさんリリースされてきましたが、ナンバリングはあれどストーリーにつながりがあるわけではないので、「前作を知らないから話についていけない…」ということが起こらないのも良いところかと思います。どのタイトルも目的は基本”モンスターを狩る”ことのみ。ハンターなので

ただ、2018年にPS4で発売された『モンスターハンター:ワールド』以降は格段に遊びやすく改善され間口が広くなったこともあり、そこから以前のシリーズに戻ると面倒くささが際立つかもしれません。作っては壊れるピッケルや虫あみ、モンスターを見失わず追うためにぶつけるペイントボールなど、そういう手間ひまが逆に懐かしいと思えたり未プレイで興味がある人、なおかつPSPとPS3を持っているのならば『MHP 3rd』と『HD Ver.』はセットでおすすめです。

『MHP 3rd』は中古価格でだいたい110円として、『HD Ver.』が297円とすれば合計407円で楽しめますよ。

モンスターハンターポータブル 3rd [PSP]

新品は今でも普通にいいお値段する。中古だと1円(!)からで価格帯もまばら。コンディションの項目は要確認。

モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. [PS3]

こちらも新品はいいお値段。Amazonレビューに最近の書き込みがあったりするので、同じように復帰するハンター仲間が結構いるもよう。

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