バッテリーやACアダプター、メモリースティックなど、PSPは本体以外にも遊ぶために必要な付属品が結構あります。
そして中古の場合はセットになっていないことも少なくありません。
それでも久しぶりにPSPで遊ぼうと思った人、物心がついたときPSPはすでに過去のハードだった(ウッ)けど興味のある人、そんな人に多少役に立つのではないかというお話です。
今更「よし、PSPで遊ぼう!」と天啓のように思い立ってしまった奇特な人たちに向けて。
PSPを手に入れる
何はなくともまず本体が必要です。無い場合は買いましょう。シリーズは3種類。
以下のカッコ内は発売年月日です。
- PSP-1000(2004年12月12日)
- PSP-2000(2007年9月20日)
- PSP-3000(2008年10月16日)
今から買うとなると中古品となるのは免れず、欲しいシリーズがショップにあるかどうかは運任せになりますが、性能としてはシリーズ最新機種となるPSP-3000を狙うのがよいと思います。
その次にPSP-2000。逆にPSP-1000は、もし隣で買おうとする人がいたならば「コレクション目当てやなかったら、止めといた方がええで」とアドヴァイスするに違いありません。
そして購入はネットよりも、ハードオフやブックオフなどリアル店舗の方がよいでしょう。実際に手に取り起動してみて画面の挙動やボタン入力の具合など自分で確認できるのが強みです。
「ちょちょ、ちょっとでで電源とか、入れてみみみたいんですが……」と勇気を出してボソボソと店員さんに話しかけ、自らチェックすると納得度が違います。(体験談)
PSPはバッテリーが欠品したものも多く、電源が入らない場合もままあると思います。それでも店舗買い取りの際に動作チェックは行っているはずなので、あきらめずモニターなど外観のキズの有無や、スロットの開閉など舐めるように確認するのをおすすめします。
購入後バッテリーを入れて何かあったとしても、返品交渉はネットより対面である実店舗の方がスムーズに行いやすいはず。レシートは捨てないように!
もしネットで購入する場合にも、欠品事項にはしっかり目を通し「動作確認済」と明記されていれば、ひとまず最低条件はクリアていると思います。
どちらにせよ多少の博打要素はついて回るので、ある程度の覚悟は必要です
バッテリーがない!?というときは
押入れから久しぶりに引っ張り出してきたらバッテリーが膨張してる!? 中古で買ったらそもそも無いんだが!! などなど先も書きましたがPSPのバッテリーは色んな理由でなくなりがち。
純正バッテリーは今でも売られていますが、生産は終了しソニーから販売される新品はすでになく中古がデフォ。
店舗によっては値段も結構するので、互換バッテリーで手を打つのもアリかと思います。
個人的にどんなもんなのか前から興味があったので、Amazonレビューの反応を参考に一番良さげな OSTENT というメーカーのバッテリーを今回購入してみました。
PSP-3000でフル充電した後、左が互換バッテリーの情報画面になります。
互換バッテリーは 1400mAh のはずですが…。残り時間は純正品の方が多い結果になりましたね。
体感として2時間ほどプレイして3本あるバッテリーゲージの内1本減るペースでしょうか。もしかしたら個体差もあるかもしれませんが。
あと物理的なところで、バッテリーを固定するためのツメが純正のものより少し大きく、本体に一度はめ込むとガッチリ噛んで手だけでは外れなくなり、最終的にはマイナスドライバーを使うことになりました。
こう比べると互換バッテリーの劣る部分が目立ちますが、残量の減りが早いぶん充電が早いというイッテコイなところもあり、さらに値段の安さは見逃せないポイントです。
純正バッテリーは安心感がありますが、中古だと劣化具合もまちまちで当たりハズレの要素も出てくるので、どちらにせよ一長一短かなと。
この辺りは実際にプレイする頻度や、予算の額に合わせて選ぶのが良いかなと思います。
ちなみにPSP-1000はバッテリーの大きさが違うので、購入するときはシリーズ表記をしっかり確認しておきましょう。
ACアダプターもないんだが?という場合
これがないとバッテリーがあっても充電できないわけで、この付属品も割りと欠品しがち。
動作確認済みの純正品が手に入るならばそれにこしたことはありませんが、新品でエレコムのUSB充電ケーブルというのもリーズナブルで悪くないチョイスかと思います。
給電元がUSBなのでACアダプターに比べれば、充電に時間がかかるのがネックではありますが、パソコンなどUSBの差し込み口があればどこでも充電できるのが強みです。
中古品や互換品ばかり見てきた人間からすると、この2023年にPSP向け新品製品がメーカーから手に入るのが驚きで「ありがとうエレコム!」という気持ちになれます。
充電しながらのプレイはできませんが、そのフットワークの軽さからACアダプターがすでにあったとしても、持っていて損のないアイテムかと。
メモリースティックが容量少ないのにお高い!と思ったときの代用に
ゲームデータの保存に必須なメモリースティックも、純正品を手に入れようとすると容量の割にいいお値段します。
そこで microSDカードが使用できるようになるメモリースティック変換アダプターの出番です。
アダプター自体は安価なもので、なおかつ microSDカード は手に入りやすく家を探せば1枚くらい転がってそうなメジャーなカードだと思います。
なおかつ、PSPで使用できるメモリースティックの最大容量は 32GB ですが、このアダプターを介してmicroSDカードを使用した場合、Amazonレビューの報告によれば 128GB まで認識するそうです。
ただ容量が大きいと読み込みに時間もかかるので、自分はそこまでイキらず標準サイズの倍の64GBにとどめておきましたが。
目安として、PSPの物理ディスクであるUMDの最大容量は 1.8GB 。そう考えるとダウンロード版も64GB1枚で十二分にその役目を果たしてくれると思います。
仮に容量が足りなくなっても「また買い足せばよいか」と思える敷居の低い価格帯と手に入りやすさは魅力的かなと。
ちなみに今からPSPのダウンロードソフトを購入するには、PS3のストアからしか購入できないため、PS3本体が必要となります。
その買い方を以前まとめたので参考までにドゾ。
PSPは2023年でもまだまだいける
こうして並べてみると、本体から付属品までサードパーティも含めて割りと流通している恵まれたハードだと分かりますね。
なので今から始めるのも全く遅くはありません。
PS5のリモート専用携帯機「PlayStation Portal」がついに年内にも発売されますが、まだまだPSPだって面白さには遜色ない携帯機だと思いますよ!(※個人の感想です)
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