セガマルチコントローラーを分解してメンテナンスする

取り立てて調子が悪くなったわけではないですが、長年使い続けてボタン周りの汚れが目立つのでバラして洗おう!と思い立ったのが発端です。

逆に壊れることが一度もなかったため中身を開けたことがなく、分解欲がうずいたというのもあります。

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セガマルチコントローラーてなに?

セガから発売されたセガサターンというゲーム機に向けて、1996年に発売されたアナログコントローラーで、通称「マルコン」。十字キーの左上にある丸い灰色の部分がアナログキーとなっていてグリグリと動かせます。

セガマルチコントローラーのアナログキーの箇所
下部にあるスライドスイッチで十字キーとの入力タイプを切り替える

最近のコントローラーはアナログ入力は当たり前で、なおかつスティック型パーツがほとんどですが、本体の丸さからくる安定したホールド感とあいまって操作は思いのほか安定しいます。当時発売されたコントローラーの中ではかなり快適だったんですよ。
なので、セガサターンで遊ぶなら欠かせないマストアイテムと言っていいでしょう。

マルコンを分解してクリーニングする手順

分解して中を見ると分かるのですが、構造は今のコントローラーに比べればかなりシンプル。そのぶん壊れにくかったのだと思います。
保証期間というものはとうに切れているので後ろめたさを感じることもなく、安心して分解できるのも良いところ。

いざ!

  1. コントローラー裏側のネジを5箇所を、プラスドライバーを使い取り外す
    マルコン裏側のネジ5箇所
  2. カバーを開ける
    マルコンのカバーを開ける
  3. 基盤をはずす
    マルコンの基盤をはずす
  4. アナログキーの根元にたまった汚れを取る
    アナログキーの根元にたまった汚れ
  5. スタートボタン(ゴム製)にくっついたホコリを取る
    スタートボタンにくっついたホコリ
  6. ボタンに刻印されている文字部分の溝についた手垢を、使わなくなった歯ブラシで水洗いしながら落とす
    マルコンのボタンの汚れと歯ブラシ
  7. 6個あるボタンを戻すとき、ボタンの底にあるツメの向きで迷わず裏側からでもボタン穴にはめられることに気が付きちょっと感動 (感想)
    マルコンのボタンの裏側
  8. 基盤を元に戻し、カバーを閉めてネジをしめる
  9. 仕上げとしてコードの接続部品に接点復活剤を注入する
    マルコンのコードに接点復活剤を注入

『セガサターンミニ』はよ

マルチコントローラーの公式サイトはいまだ現存していて、このあたりは自社の資産を大切にするさすがはセガといったところ。ページデザインも含めて発売当時のインターネットの息吹も感じることができます。

セガサターンミニ』がもし発売されるのなら、名作ソフトはマルコン対応のものが多いので同時発売は待ったなし。メガドライブはメガドライブミニ2まで発売したのに、セガサターンミニに関してはなんの音沙汰が無いのはなぜなんですか??

セガマルチコントローラー

もちろん中古品。

フジ矢 精密ドライバーセット(6本組

今回の分解では プラスドライバー #1 を使用。

KURE コンタクトスプレー 接点復活剤(300ml)

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