Proコントローラー は Joy-Con と比べて格段に握りやすく、スティックやボタンも大きいので、いつも使うメインコントローラーとして重宝していました。
ですが、左スティックで操作しているキャラクターが意図せぬ方向へ動き出すことが頻繁に起こるようになり、シンクロボタンを押してもスティックの補正を試してみてもまったく効果なし。ついにわが家にもドリフト問題が勃発です。
まずProコンを分解して掃除する
原因はスティックがこすれて削れたカスが中に入り込んで起こる誤作動らしく、ならば掃除すればよいのでは?とメーカー保証も切れているので迷いなく分解し、スティックが収まる根本にエアダスターを吹き付けることにしました。

しつこく噴射して外したパーツを元に戻し、操作してみること10分。キャラクターはまたあらぬ方に動きだします。仕方なく分解。噴射。組み立て。そしてまたドリフト。分解。噴射。組み立て。ドリフトのくり返し。
暗い部屋で銃を組み立てるヒットマンよろしく作業も板についてきたころ、このProコンは掃除では直らないと悟りました。(遅い)
ダメなら接点復活剤を注入する
むかしセガサターンのパワーメモリーがよく接触不良を起こして読み込まなくなり、そのとき使った接点復活剤なるものがあったことを思い出しました。パワーメモリーもスティックも同じ接触による誤作動に違いはないと、大雑把な推測のもとチャレンジ。

スティックを倒した脇から液剤を注入。すると誤作動はピタリとおさまりました。3週間以上経過した現在もキャラクターは思い通りに動いてくれております。
接点復活剤の説明がひっかかる

注入したあとで知ったんですが、「接点復活剤」と呼ばれるものには種類があって、とくに KURE の商品は今回使った黒の『接点復活スプレー』ではなく、赤い『コンタクトスプレー』を使っている人が多いイメージです。(ネット調べ)

さらに『接点復活スプレー』の製品説明を読むと、
●強い衝撃が加わっても、被膜は復元するため、接点の腐食防止効果に影響を与えません。
接点復活スプレー | 製品情報 | 呉工業株式会社
と書かれていて、スイッチやボタンなど激しく動かすことも多いコントローラーには最適な気がします。ただ『コンタクトスプレー』の製品説明にある、
●ゴムやプラスチックにかかっても安心です。
コンタクトスプレー | 製品情報 | 呉工業株式会社
という一文が『接点復活スプレー』には無いのがひっかかります。コントローラーはガッツリとプラスチックなので……。
『接点復活スプレー』の製品説明ページが更新され、上記のなかった一文が追加されていました。詳細は以下に追記。
【追記】説明が更新されていた
久しぶりに接点復活スプレーのページを確認したら(なんで?)、製品説明に「ゴム・プラスチックにかかっても安心です。」の一文が追加されていました。

以前のページと比べると、所々内容が更新されているのがわかります。

商品ページが古いままのメーカーもたまに見かけますが、内容をアップデートしていく KUREさん 信用できる! ちなみにこのとき修理したProコンは今も問題なくゴリゴリと遊べております。

【追記】『接点復活スプレー』と『コンタクトスプレー』の違いを考える
公式に”違い”は明言されてませんが商品ページをみると、『接点復活スプレー』は工場や施設にあるスイッチ部品や配電盤などで起こる接触不良の改善に。『コンタクトスプレー』は自動車やオートバイの日々のメンテナンスにと、想定しているターゲット層や利用シーンの違いでラベルを分けているように思います。
Amazonのカテゴリーも『接点復活スプレー』は「産業・研究開発用品」で、『コンタクトスプレー』は「車&バイク」に分類されてますからね。
成分は「鉱物油、防錆剤、石油系溶剤」と、どちらも同じなので効果に違いはないはずです。
ちなみに、さらなる後日談も投稿しております。(2025/05/16)

Switch Proコントローラーを修理してから2年後の経過報告
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