3DS・Wii U のニンテンドーeショップが終了して一段落ついたといきたいところなのですが、オールドゲームファンにとって気がかりでならない次に幕を下ろす予感がビンビンするサービスがあります。
それはゲームアーカイブス。
ゲーマーの心配は尽きることがありません。(心配性)
ゲームアーカイブスとは
初代プレイステーション(以下PS1)からプレイステーション2、さらにPCエンジンのソフトがダウンロード購入できるサービスで、PS3・PSP・PS Vitaに対応しています。
ソフトによっては各ハードの間でセーブデータを共有できるのも特徴。
とくにPS1のラインナップはかなり充実しており、ソニーがゲーム業界に参入した当時の熱気が色濃く残っていて、「3Dポリゴン」を家庭用ゲーム機で広めた功績は大きかったのではないでしょうか。
その表現の可能性に未来を感じ、実験的なタイトルが数多くリリースされた時代でもあったと思います。
まあ、今から見ればキャラクターなんかはカク張ったように見えるかもしれませんが。
むしろそこにゲームの進化の凄まじさを目の当たりにするようで、古さを通り越し今はひとつの味として昇華された気がします。
じぶんの世代はファミコンやスーパーファミコンがゲームの原体験であるため未だ遊べるように、PS1が初めてふれたゲーム機だという人にとっては、記憶に焼き付いている夢中になったソフトは思い出と共に今でも楽しめるのではないでしょうか。
はやり廃りは関係なく、一番最初にみたものを親と思ってついていってしまうのと同じ仕組みです。
ゲームアーカイブス終了の予感がなぜ今するのか
2021年にPSストアの終了が一度発表され、そのあとに取り止めになるという出来事がありました。胸をなで下ろしはしたものの、未来永劫に継続することはありえないため、つかの間の延長と見た方がよいと思っていました。
そして2022年の6月から PS Plus 新プラン が開始され、その最上位プランとなる「プレミアム」の特典に クラシックスカタログ というPS1・PS2・PSP・PS3のソフトが配信されるサービスが始まりました。
これで現行機でも旧ハードのソフトが遊べる道筋は一応できたことになり、ゲームアーカイブスの代替サービスのようにも受け取れます。
加えてPS5の供給も最近は安定してきた上にニンテンドーeショップが終了し、それを受けて「うちもそろそろ閉店してもいいんじゃないか?」というムーブに移行しそうな気配がしませんか??
ならばその「プレミアム」プランに加入すればよいのでは?と思うかもしれませんが、年間13900円 はクラシックスカタログを目当てにするにはあまり割に合う金額ではなく、ソフトのラインナップもサービスがはじまって1年に満たないこともあって、ゲームアーカイブスと比較すると充実しているとは言いにくい状況です。
もちろん今後に期待したいところではありますが、ゲームアーカイブスを眺めていると「これは絶対にカタログには入らんやろ」というニッチでマニアックなタイトルがごろごろ掘り起こされるので、まだまだその価値と魅力は衰えていない捨て置けないサービスだと思っています。
PSストアの終了が発表されたら陥りそうな事態
ゲームアーカイブスのソフトを買う方法として、以前はウェブサイトからも購入できたのですが現在は閉鎖されており、今ではPS3・PS Vitaのストア機能からのみとなっています。
またクレジットカード決済も終了しているため、購入するにはあらかじめ自分のアカウントのウォレットへ、お金をチャージしておく必要もあります。
ソフトを購入する入り口がゲーム機に限られるため、「ストアサービスの終了」が発表されアクセスが集中すれば、古いハードのスペックも踏まえてストアが重くなり動作しなくなる可能性は十分に考えられます。
じぶんが使用しているPS3に限って言えば、普段からストア表示が重いため起動すら怪しくなるでしょう。
駆け込み需要に巻き込まれないために
そういう事態への備えとしては、今からコツコツ買うことではないかと思っています。
あまり意外性のない対策のようですが、これはアクセス集中を回避する他に、平常時の冷静な脳みそで吟味し買い足していくことで、ショップ終了で起こるテンパリの視野狭窄からくる買い漏らしを防ぐ効果も期待できます。
PS1のソフトはそのほとんどが 1本628円 で販売されていて、スターバックスのフラペチーノを1回我慢すれば購入できる計算です。
そう考えればお財布にもやさしく思えてきませんか??
お便りを送る