プロコンの左スティックに取り憑いた荒ぶるドリフト現象を接点復活剤を注入することで鎮め、事なきを得てから約2年。
「終わったと思うなよ!!」と再び左スティックが自分の意志とは関係なく暴走をはじめました。しかも今度は十字ボタンまで一緒に暴れるおまけ付き。
2年前の顛末はこちら。
今回の症状
前回は何もしてないのに左スティックが左方向に入力されるものでしたが、今回の症状は2つ。
- 左スティックが下方向に入力される
- 十字ボタンも下方向に入力される
下に下にとより悪化してるといって差し支えありません。
さらに常に起こるわけではなく、発作のように突然始まってしばらくすると治まるというくり返し。人間の腹痛の波にも似て、何とかならなくもない非常にモヤモヤした状態です。
接点復活剤をまた注入してみる
まあ結論から言うと、直らなかったんですが。
前回の投稿ではコントローラーを分解する工程がなかったので載せておきますが、プラスドライバーが一本あればOK。自己責任にてよろしくお願いします。
でも直らなかったんですよ。
- 握るの部分の先端にあるネジを2本をはずす。
- コントローラーの裏側のネジ4本をはずす。ネジの色はシルバー。
- 裏面のカバーを取るとど真ん中にバッテリーがはめ込まれているので取り外して、ネジを5本はずす。
- 上と下のパーツを分けるときはケーブルが繋がっているのでゆっくりと。押さえている黒いツメを上にあげるとスッと抜けます。ただケーブルは取り外さなくても液剤の注入はできなくもない。
- 接点復活剤を注入。勢いよく出すと飛び散るので押下はソフトタッチで。基盤など他の部品にかからないよう、ノズルの先端まわりはティッシュなどで囲むのが良いかと思います。すでにいろいろあきらめている情感が伝わってくる一枚。
そして直らなかったんですね。(3回目)
分解でネジが3種類、合計11本あるので下のような100均で売ってる小分けにできるケースがあると便利です。
前回の投稿のあと「接点復活剤を使っても根本的な解決にはならない」という記事を見かけたりして、なにが原因で正解かは未だよく分かりませんが、とりあえず「接点復活剤を使ったら2年は使えた。ソースは俺!」と言えるのは確かだと思います。
握力の強さやプレイするゲーム、特にレバガチャの頻度が高いゲームは寿命が縮まる可能性はありますね。
Proコンとの思い出をふり返る
もはや手の施しようがなくなったProコンとの思い出をたぐり寄せるとあれは2017年の夏。
毎月つけている家計簿によれば購入したのは8月11日で、お値段は8078円でした。
Nintendo Switch が華々しくデビューした同じ年に発売された『スプラトゥーン2』を買った流れで購入したので、かれこれ6年前になります。
Switchの歴史そのままをこのコントローラーで刻んだといっても過言ではありません。
幾多の闘いを共に過ごしてきた6年間を思い返せば、もう十二分にその役目を果たしたと言えるでしょう。
“あきらめる”という選択肢
とはいえ、長く使ったぶん愛着もあるのでこのまま処分してしまうのは忍びなく、スティックの交換についても一応調べてはみました。
それで分かったのは、スティックの交換にははんだ付けが必要であり、スティックの付いた基盤を丸ごと取り出すため、パーツのほとんどを分解しなくてはならないということ。
以前に行った Joy-Con のスティック交換とは訳が違いました。
交換パーツのメーカーも Joy-Con に比べて少なく、Proコン専用でもないため独自の調整が必要だったり、ここから先は本気の電子工作の領域なのだと思います。
なので潔く新しいコントローラーを買うことに決めました。
ただ、お子さんのいるご家庭では夏の自由研究として『Proコンの修理やってみた!』など活用してみるのも面白いかもしれませんね。
学級担任に認められるか成績評価の責任は負いかねますが。
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