PS3をいま買うならば in 2024

自分の中でいま一番アツいハードは何か?と問われたならばまっすぐな目で「PS3!」と答えるでしょう。

PS5が販売台数を着々と伸ばしている世にあって、オールドゲーム好きからすれば輝きを増しているハードに見えてなりません。時間が経つほどに味わいが増すワインみたいなものだと思っております。

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PS3のアピールポイント

そんな人間の目線なので多少偏りがあることは自覚しつつも、“PS3の良さ”を上げるならば以下のようなところかなと思っています。

  1. 初代PSのソフトが遊べる。
    セーブデータはHDDに仮想メモリーカードを作って保存するので、メモリーカードを買う必要がなく、中身を確認するのに抜き差しする手間もいらず場所も取らない
  2. PS3のPSストアにしかないソフトが数多く存在する。
    ゲームアーカイブスという PS1、PS2、PCエンジン のソフトが配信されているサービスはPS3にしかなく、PSPのソフトも配信されており、中にはかなりレアなものも
  3. もちろんPS3のソフトも遊べる。
    中古も手に入りやすく価格も安め。グラフィックも十分きれい
  4. 内蔵ハードディスクの交換が割りと容易にできる。
    交換方法が説明書に書かれていて公式に認められている。最大1.5TBまで可能

過去のハードではありますが、PS4がまだ現役の範疇と考えれば、たった一世代前であることも覚えておきたいところです。

PS3の種類

PS3は 2006年 に発売され 2017年 に出荷を終了していますが、そのあいだ10年以上に渡ってゲーム市場を席巻したハードであり、当然改良もされて色んなバージョンが存在します。(ちなみに PS4 の発売は2013年)

型番を細かく見ていけば差はあれど「ゲームがとりあえずできればOK」というスタンスとしては、本体の外見から初期、中期、後期と大別して、ざっくり3種類の認識でよいかと思っています。

初期型(2006年~)

PS3初期型(2006年~)
画像:Wikipedia より
  • HDD容量:20GB~80GB
  • 重さ:約4.4~5kg
  • 消費電力:約280~380W

サイズ、重さ、消費電力ともシリーズで一番大きく、中でも最初期にあたる CECH-B00 と CECH-A00 の型番は PS2ソフト が読み込めます。後方互換性としてメリットと取れそうですが、発売年がシリーズ中で最も古く相対的に故障率も高くなるため、前述の「アピールポイント」からは外しました。そこは無理をせずPS2のハードで遊ぶのが最適かと。(そしてテレビの周りが埋もれていく……)

中期型(2009年~)

PS3中期型(2009年~)
画像:Wikipedia より
  • HDD容量:120GB~320GB
  • 重さ:約2.6~3.2kg
  • 消費電力:約200~250W

外見がシンプルになり本体サイズは初期型より約3分の2と薄型、軽量化されたモデル。そしてHDD容量が大幅アップして、横置きがデフォに。

注意点として、初期型中期型 CECH-2000CECH-2100 までのモデルは、長期間使用による本体の発熱から電源ボタンが黄色に光って起動しなくなる YLOD(Yellow Light of Death) という故障が報告されていることも頭に入れておいた方がよいかもしれません。内部構造そのものに原因があるのか、中の基板を取り替えない限り、修理しても確実に再発するとまで言われているイヤなお墨付き。

中期型でこのリスクを避けたい場合は、他に CECH-2500CECH-3000 の型番が存在します。それでもまあ中古品に絶対はなく、故障率はくじ運みたいなとこもありますから、運勢にかけましょう。

ちなみに自分の持っている型番は YLOD に該当する CECH-2000A モデルなのですが、電源を落としたあと熱による膨張収縮から「バキッ!」とプラスチックが鳴る音がして毎度肝が冷えます。

後期型(2012年~)

PS3後期型(2012年~)
画像:Wikipedia より
  • HDD容量:250GB~500GB
  • 重さ:約2.1kg
  • 消費電力:約190W

シリーズの中で最小・最軽量モデル。コストカットされてシンプルになった最終版ですね。ディスクを入れる方法が、細長い挿入口から差し込むスロット方式から、本体上のスライド式のフタを開けてセットする方式に変更されました。

PS3後期型のディスクのセットの仕方
画像:[CECH-4300C]クイックスタートガイド(PDF) より

PS3をいま買うならば

手元にある CECH-2000A はまだ故障もしてませんが、ハードはいくつあっても腐るものではありません(?)。次に買うなら後期型CECH-4000 シリーズにしようとすでに心に決めています。

理由としては、

  • 発売年が一番近く他のシリーズより経年劣化による故障リスクが低い
  • シリーズ中で一番小さくて軽い
  • ディスクの入れ方がフタを開けて入れる方式に変わったことで、機構がシンプルになりメンテナンスがしやすい

といったところでしょうか。

型番でいうとCECH-4000、CECH-4200、CECH-4300で末尾の数字4000番代がそれにあたります。次点の候補としては中期型の CECH-2500 と CECH-3000 あたりでしょうかね。

PS3の取扱説明書がないときは

今から買うとなるとほぼ中古品となるため「箱なし」「付属品なし」もザラで、「取扱説明書」のある確率は極めて低いでしょう。でも大丈夫、ソニーさんはちゃんと 取扱説明書のページ を(全部じゃないけど)用意してくれています。

Playstationサポート
「ハードウェアの取扱説明書」ページ
画像:ハードウェアの取扱説明書 ページより

上のページの「PS3」のボタンをクリック(タップ)するとスクロールして、「PlayStation®3」の項目に移動するので、そこに ガイドページ や PDFファイル へのリンクが見つけられると思います。
「いま買うならば」と購入候補に上げた後期型の説明書を抜粋すると、以下が公開されていますね。(※カッコ内はページ数)

マニュアルの呼び方にブレがありますが、ページ数の多いものが「取扱説明書」と思ってよいでしょう。全型番なくとも似たモデルならば大体こと足りるのではないかと。

PS3をどこで買うか

中古でものを買うときは皆やってそうですが、じぶんは主要なネットショップで価格の相場を見つつ、ハードオフなどリアル店舗とも比較した上で決めることが多いですね。

狙いを付けた本体のコンディションや付属品の有無をチェックし、なんならソフトも購入して本体到着とともにすぐ「動作チェック」と称して遊ぶ環境を整えておくのがベストかと思います。本体の面倒なセッティングもゲームを遊ぶというご褒美があるとはかどりますし、動作確認もできて一石二鳥ですから。

あ、あと紙のレシートをもらったら捨てないように!

PlayStation3(CECH-4000、CECH-4200、CECH-4300)

中古は付属品の有無にもよるけれど、だいたい15,000~20,000円くらいが相場な感じ。Amazonは強気な価格は置いといて「すべての出品を表示」して眺めると価格帯が分かる。

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